サイト構造とインデックス最適化の基本

SEOで成果を出すには正しいサイト構造とインデックス最適化が必須。論理構成、Search Console、制御設定の基礎を解説します。

「良いページを作ったのに検索に出ない」のは構造とインデックスが原因かもしれない

SEOに取り組む中で、「記事を一生懸命書いたのに全く検索に出てこない」という経験はないでしょうか?
その原因の多くは、サイトの構造設計やインデックス状況に問題があるケースです。

検索エンジンに評価されるには、まずページが検索エンジンに正しく発見され、構造的に理解され、インデックス(登録)されることが必要です。
この基本を外してしまうと、いくら内容が良くても検索順位に反映されません。

本記事では、ドメイン・URL構造の設計から、インデックス状況の確認・改善・制御までを体系的に解説します。

目次

サイト構造の基本

Webサイトのツリー構造イメージ

論理性と一貫性が評価の鍵

Googleは、サイト全体を「構造体」として評価しています。
構造が整理されていないサイトは、検索エンジンからも「意味を理解しにくい」と判断され、評価されません。

ドメイン構造の整理

  • メインドメインの他にサブドメインを用いると、評価が分散される可能性アリ
  • 企業サイトやオウンドメディアは、できるだけ同一ドメイン内に構築するのが望ましい

例:× blog.example.com(サブドメイン)
  ○ example.com/blog/(サブディレクトリ)

Googleはサブドメインとサブディレクトリを同等に評価するとしています。
しかしSearch Consoleでは別サイトとして管理されるため、初期評価や管理上は実質的に“評価の分散”が生じる可能性があります。

Google検索担当の John Mueller 氏による発言

Google Search はサブドメインとサブディレクトリを同様に扱います。どちらを使用するかは、サイトの運用性や管理のしやすさによって選んで構いません。

🔗 出典: Twitter(@JohnMu)公式発言

❝We generally treat subdomains as separate sites in Search Console and in search.❞
(私たちは通常、サブドメインをSearch Consoleおよび検索において別のサイトとして扱います。)

🔗 出典: Twitter(@JohnMu)公式発言

運用目的推奨構造
ブランド力や評価を一元化したいサブディレクトリ型(example.com/blog/
別事業・別ブランド・別国展開などサブドメイン型(blog.example.com)でも可

URL構造の統一

  • 不要なパラメータ(?id=123)はできるだけ避ける
  • 内容に即したシンプルなディレクトリ構成がベスト(例:/service/web-design/)
  • 日本語URLより、ローマ字や英単語の方が管理とシェアがしやすい

階層構造の設計

  • トップ → カテゴリ → サブカテゴリ → 個別ページ
  • URLも構造に合わせてネストすることで、検索エンジンが論理的に理解しやすくなる

インデックス状況の確認方法

確認方法①|site:コマンドを使う

Google検索で次のように入力:site:example.com

これにより、Googleに登録されているページの一覧が確認できます。
表示されないページは未インデックス状態です。

確認方法②|Google Search Consoleの活用

  • 「ページ」レポートでインデックスされていないURLが確認できる
  • 「検出 – インデックス未登録」などの原因も表示される
  • 新しいページは「URL検査」→「インデックス登録をリクエスト」で促進可能

インデックス最適化の基本

単に「公開して待つ」だけでは、ページが登録されないこともあります。
次のような対策をとることで、インデックス率を大幅に向上できます。

① 内部リンクで関連性を明示する

  • 他ページから新規ページへのリンクを設置
  • Googleのクロール経路を構築し、発見性を高める
  • 関連性のある文脈内でリンクを設置するのが最も効果的

② XMLサイトマップを送信する

  • WordPressではプラグイン(All in One SEOなど)で自動生成可能
  • Search Consoleの「サイトマップ」から送信することでクロールを促進

③ 定期更新とコンテンツ拡張

  • 長期間放置されたページは「品質が低い」と判断されることも
  • 更新・加筆・内部リンク追加などで再評価を促す

インデックス制御

虫メガネで見るSEO

不要なページは除外する判断も重要

すべてのページをインデックスさせれば良い、というわけではありません。
低品質なページや重複ページは、インデックスされるとかえって評価を下げる可能性もあります。

制御手段①|noindexタグの活用

HTMLヘッダ内に以下を記述:

<meta name="robots" content="noindex">
クルエイチ

これにより、検索エンジンにインデックスさせないよう指示できます。

制御手段②|robots.txtでのクロール制御

特定のディレクトリやファイルをクローラーに見せたくない場合に使用します。

User-agent: *
Disallow: /test/

制御手段③|canonicalタグで重複回避

重複するページに対して、正規のページを明示することで評価を1ページに集約できます。

<link rel="canonical" href="https://example.com/main-page">

まとめ

インデックス最適化は「見つけられ、理解され、登録される」設計が基本

SEOでは、どれだけ良いコンテンツを用意しても、それが検索エンジンに正しく認識されていなければ意味がありません。
そのためには、

  • 論理的なサイト構造とURL設計
  • Search Consoleによる継続的なインデックス状況の確認
  • 必要なページの強調と、不要ページの除外制御

を戦略的に行うことが必要です。

インデックスはSEOの入口
この基本を正しく押さえることで、どんなに優れたコンテンツも検索結果という舞台に立つことができます。

使いやすさ重視で広告表示を少なくしています。
その分サイト維持費用をご支援いただけると助かりますm(__)m

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SEOで成果を出すには正しいサイト構造とインデックス最適化が必須。論理構成、Search Console、制御設定の基礎を解説します。

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