【SEO3大要素③】SEOに必要な外部要素

SEOでは、サイト外部の要素の充実が最も困難な対策です。簡潔に言えば外部要素とは、自サイト以外のサイトからリンクを貰うものです。

SEOでは、サイト外部の要素の充実が最も困難な対策です。
簡潔に言えば外部要素とは、自サイト以外のサイトからリンクを貰うものです。

SEOには「企画・人気要素」「内部要素」「外部要素」という3大要素がありますが、この記事では、SEOに関する外部要素について解説します。

Googleが持っている200以上のアルゴリズムは大別すると「企画・人気要素」「内部要素」「外部要素」になるとされています。

目次

被リンクの量と質

Googleは仕様変更こそあれど、外部ドメインサイトからのリンクを検索順位の重要要因として扱い続けています。
しかし、被リンク元の質と量には気を付けなければなりません。

被リンクの数

外部ドメインのいろいろなサイトからリンクされれば、それだけ人気のコンテンツ・サイトであると判断できます。
つまり、被リンク数が多いほどサイトは高評価となり、検索順位で上位表示されやすい、という時期もありました

詳細はGoogleの過去のアップデートに関する記事を読んでほしいのですが、仕様変更により現在はただリンク数が多いだけでは高評価されることはありません。
むしろリンク数を稼いだだけのサイトは評価が下がる場合もあり、現在は被リンク元の質が求められています。

クルエイチ

学術論文なんかは参照された回数が多いほど評価が高まりますが、被リンク数が多いほど高評価という発想はこれに近いですね!

被リンク元の質

被リンク数が多いほど高評価となることがバレてからは、コンテンツ内容に関係のない被リンク元を増やすページが増えてしまいました。
そのため、Googleは被リンク元の質を評価する基準を少しずつ増やしており、被リンク数は重要度が下がってきています。

被リンク元の質を評価する基準はいくつもありますが、代表的なものは以下の通りです。

ページランク

Googleは2016年3月まで、各ページにランク付けをして公開していました。
2025年現在はページランクを公表していませんが、今でも検索順位に影響していると言われています。

ページランクが低い被リンク元から大量にリンクを貰うより、ページランクの高い被リンク元から小数でもリンクされる方が評価が高い傾向があります。

オーソリティ

オーソリティとは権威性という意味で、多くのユーザーに支持されている人気サイトや公式サイトは権威性があると判断されています。

特にYMYL1分野での上位表示関しての影響が大きく、信用できるコンテンツはこうした権威性のあるサイトからのリンクがあるはず、という考えに基づいています。

クリックされているか

Googleは陽性リンクと陰性リンクを判別する特許を取得しています。

陽性リンクとはユーザーにクリックされているリンクのことで、ページ内リンクで比較的目立つ部分にあります。
陰性リンクとはクリックされていないリンクで、ページ内で目立たない場合が多いものです。

陽性リンクの方は高評価、陰性リンクは低評価となる傾向があります。

クルエイチ

被リンク数を増やすために、目立たないように大量に相互リンクを貼っても意味ないよ、ということですね!

リンクが自然か

不自然なリンクではなく、自然なリンクの方が高評価される傾向があります。

「自然なリンク」の基準はたくさんありますが、代表的なものはアンカーテキストです。
HTMLの<a>と</a>の間に書かれた文字リンクを指します。

// 自然なリンク
<a href="https://nextcluelab.com/">NextClueLab</a>

// 不自然なリンク
<a href="https://nextcluelab.com/">Webサイト WordPress カスタマイズ</a>

不自然なリンクは必ずしも悪いとは限りませんが、サイト内にいくつも存在すると、特定キーワードで上位表示を目指す目的だけのリンクと見なされる可能性があります。

クルエイチ

不自然なリンクが多いと、ペナルティを喰らって検索順位が下がることもあるようです。

被リンク元の増加率

Googleの特許情報から、被リンク元の増加率がGoogleの評価に大きく影響していることが分かっています。

2012年のペンギンアップデート以前は、被リンク数を増やせば検索順位が上がる傾向がありました。
そのため急激に被リンク数が増えることは、「検索順位上昇を狙うだけの行為」の1つの証拠となっていました。

しかし、SEO目的のためだけに貼ったリンクをクリックする人はほとんどいません。
そこでGoogleは、被リンク数の増加率とそのリンクを辿って訪問したアクセス数を見ています。

被リンク数だけが急に増えてもアクセス数が増えない場合、そのリンクは不正なSEO目的だけのリンクではないかと疑って評価を下げているようです。

ソーシャルメディアからの流入

Googleは被リンク元の質と量を見ていることは変わりませんが、近年はソーシャルメディア(広い意味でのSNS)の重要性が増してきていると言われています。

Googleは、ソーシャルメディアからのリンクはあまり評価していないようです。
おそらくソーシャルメディアからのリンクは簡単に自作自演が可能なので、不正リンクの温床になりかねないからでしょう。
ソーシャルメディアから自サイトへ大量にリンクを貼っても、SEO的にはあまり意味がありません。

クルエイチ

リンク経由でWebページにユーザーがアクセスしてきたか、と言う部分は評価しているようですが…公式発表はされていません。

ソーシャルメディアを活用して自サイトにトラフィック(リンクをクリックして発生するアクセス)を増やすことには効果がある

代表的なソーシャルメディア
X(旧Twitter)

短文投稿型のミニブログで、拡散力に優れています。

Facebook

規約上、実名で登録することがほぼ絶対条件となっているため、信頼性の高さに定評があります。

Googleビジネスプロファイル(旧Googleマイビジネス)

企業・団体向けのソーシャルメディアで、Googleマップとの連動などができる特徴があります。

LINE公式アカウント

主に個人間でコミュニケーションを取るためのソーシャルメディアですが、企業・団体の自社専用ページを作ることもできます。ユーザー数の多さに特徴があります。

クルエイチ

他にもYoutubeやはてなブックマーク、Instagramなどがありますね。

サイテーション

サイテーションとは、Web上で企業名やブランド名などが言及されることを指します。

サイテーションが多いサイトは信頼性も高い = リンクされていなくても言及されているだけで一定の評価がある、と言われています。
つまり、被リンクとは異なる外部対策として、企業やサービスの認知度向上や検索順位向上に繋がる可能性があります。

クルエイチ

簡単に言えばWeb上の口コミですね!

サイテーション対策としては、自サイトやブランド名を話題にしてもらう必要があります。
ブランド名の統一や話題になりそうな取り組み、ポータルサイトやSNSでのアピールなどが大切です。

まとめ

  • 被リンク元の数よりも被リンク元の質が大事
  • ソーシャルメディアを活用して自サイトにトラフィックを増やすことには効果がある
  • Web上で企業名やブランド名などが言及されるサイテーション対策も必要

注釈・脚注など

  1. Your Money Your Life:お金と人生に影響がある分野。
    医療、健康、金融、法律、美容が該当する。 ↩︎

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