【SEO3大要素②】SEOに必要な内部要素

SEOではサイト内部の要素を最適化しておくことが大切です。 内部要素は、大きく技術的な要因とコンテンツ要因の2つに分かれます。

SEOではサイト内部の要素を最適化しておくことが大切です。
内部要素は、大きく技術的な要因とコンテンツ要因の2つに分かれます。

SEOには「企画・人気要素」「内部要素」「外部要素」という3大要素がありますが、この記事では、SEOに関する内部要素について解説します。

Googleが持っている200以上のアルゴリズムは大別すると「企画・人気要素」「内部要素」「外部要素」になるとされています。

目次

技術要因

サイト制作での技術的なSEOです。
既存のWebページでも自力で対応・改善可能なことなので最初に着手しやすい内容です。

重要エリア

SEO・検索上位表示で技術要因として効果があるのは、「タイトルタグ」「H1タグ」「メタディスクリプション」の3つのエリアの最適化です。
いずれもHTMLファイルの中身になっています。

重要なので「3大エリア」と呼ばれることもあります。

タイトルタグ

ページの内容を簡潔に表したエリアで、<title>と</title>のタグに囲われた部分です。

<title>【SEO3大要素①】SEOに必要な企画・人気要素</title>

GoogleはタイトルタグをWebページの要旨(テーマ)として認識しており、Googleの検索結果ではWebページのタイトルタグの内容がそのまま表示されます。

タイトルタグには上位表示させたいキーワードを含めることが重要です。
キーワードを目立たせつつ、検索ユーザーにWebページの内容を瞬時に認識させる必要があります。

PC版でもモバイル版でも、検索結果ページでは全角30文字(半角60文字)まではタイトルが表示されます。
そのため、30文字以内でタイトルを表す方が良いと言われています。

H1タグ

ページの内容を簡潔に表したエリアで、<h1>と</h1>のタグに囲われた部分です。

WordPressをはじめ、HTMLを編集しなくてもWebページを作れるツールが増えていますが、大抵はタイトルタグもH1タグも「タイトル」という名称・欄になっています。

<h1 class="c-postTitle__ttl">【SEO3大要素①】SEOに必要な企画・人気要素</h1>

H1タグはタイトルタグと似ていますが、用途が異なります。
タイトルタグはHTMLの<head>タグ内に記述しますが、h1タグはHTMLの<body>部分に記述します。

タイトルタグH1タグ
表示場所検索結果画面やブラウザのタブなどWebページ内
対象ユーザーページアクセス前のユーザーページ閲覧ユーザー
役割検索結果に表示されるページのタイトルページのテーマを表す大見出し

タイトルタグとH1タグはどちらもページの主題を伝える役割があるため、同じ内容を設定しても問題ありません。

メタディスクリプション

Webページの内容を紹介する短文で、<meta>と</meta>のタグに囲われた部分です。
Webページ内では表示されないことが多く、対外的な意味合いが大きいエリアです。
検索結果の上位表示にはあまり影響がないと言われており、SEOの中でも検索結果からユーザーを自ページに誘導する役割で効果があります。

<meta name="description" content="検索ユーザーの求めるコンテンツを提供するには、企画力と人気要素を見つける方法を持っておくことが大切です。この記事では、SEOに関する企画や人気要素について解説します。">

PC版でもモバイル版でも、検索結果ページでは全角80文字(半角160文字)までは表示されやすい傾向があるものの、メタディスクリプションを設定していても絶対に表示されるとは限りません
PC版では120文字まで表示されることがありますが、仕様変更などでこれまで何度か変わっていると言われています。

メタディスクリプション欄が空欄だったり、GoogleがWebページの概要を適切に表せていないと判断した場合は、Googleが自動的にページ内の重要キーワードを拾って紹介文を生成することがあります。

Googleが望むメタディスクリプションは、そのページ内容を客観的で忠実に説明できている紹介文です。
ページ内容との関連が薄い宣伝文句や、キーワードの羅列などを書いても意味がありません。

クルエイチ

メタディスクリプションは使いまわしNG!
ページごとに適切な紹介文を設定しましょう。

内部リンク構造

Googleは伝統的にリンク構造を順位決定の重要評価指標にしています。
自サイト内のページ間でのリンクも指標として扱われます。

クルエイチ

ペンギンアップデート以降、外部ドメインからの被リンク獲得にリスクができたので、サイト内部リンク構造の最適化が検索順位に大きく響くようになりました。

ナビゲーション

ヘッダーメニュー、サイドメニュー、フッターメニューなどの分かりやすいナビゲーションを設置します。
検索エンジンだけでなく、ユーザーにも分かりやすいメニューになるよう設計しなければなりません。

ナビゲーション評価はアンカータグ(<a></a>)のあるテキストリンクか、画像リンク形式です。

アンカーテキストマッチ

Googleは創業時からアンカータグに記述されたテキスト情報を評価しています。
よってアンカーテキストにはキーワードを含めることが重要ですが、長文ではメニュー表示時などで見にくくなることを考慮しなければなりません。

<a href="test.html">テスト</a>

上記HTMLの例では、リンク先の「test.html」がテストと言うことをGoogleが認識します。
<a></a>の間にリンク先内容を簡潔に記述することで、検索エンジンがリンク先内容を理解して上位表示されやすくなる手法を、アンカーテキストマッチと呼びます。

画像のALT属性

画像リンクでは、リンク先の内容をALT属性記述箇所に記載します。
近年は画像検索も大きなウェイトを占めるようになってきているので、画像をリンク化していない場合でもALT属性を設定すべきと言われています。

<img src="https://nextcluelab.com/test.webp" alt="レスポンシブ対応サンプル">
サイト内リンク

関連性の高い自サイトのWebページへのリンクを貼ります。
検索ユーザーにとってためになる情報がリンク先にあると判断されれば、併せて上位表示を狙えます。

クルエイチ

関連性が低いリンクは逆に評価を下げかねないため、関連性の高いページだけサイト内リンクすることが大切!

コンテンツ要因

Googleは検索ユーザーが求めるコンテンツを上位表示します。
そのためユーザーが求めるコンテンツを自サイトに掲載することは必須対応です。

コンテンツテーマ

コンテンツのテーマは、検索ユーザーが求める情報かどうかを判断する第一条件です。
コンテンツテーマが検索キーワードに合致するほど上位表示されやすくなります。

しかし1ページだけ作れば良いわけではなく、サイト内の別ページにもキーワードが含まれていないと上位表示されないと言われています。

クルエイチ

コンテンツテーマと上位表示を目指すキーワードを一致させることが重要です!

コンテンツ量

一般的に、コンテンツの量が少ないと上位表示に不利と言われています。
例えば同じキーワードに合致する内容でも、300文字の記事より1000文字の記事の方が内容が充実している可能性が高いため、1000文字の記事の方が上位表示されやすいという具合です。

ただし同じ内容を言葉を変えて繰り返すような文字数稼ぎは意味がありません。
内容を細かくして、分かりやすく伝えようとした結果の文字数である必要があります。

特に競争率が高いビッグキーワードで上位表示を狙う場合、競合サイトよりもページやサイト自体に文字数が多いページを作ると効果があります。

クルエイチ

ただしタイパ重視のユーザーが求めるのは、文字数が少ない簡潔なページだったりします。バランスが大事です。

コンテンツの質

パンダアップデート以降、Googleはコンテンツの品質について重要度を高めています。
コンテンツ量をやみくもに増やすのではなく、質が高いコンテンツにしなければなりません。

独自性

他サイトだけでなく自サイトの別ページを含めて、他コンテンツのコピーや一部改変といった、オリジナル要素の薄いコンテンツではダメです。
自サイトの別ページと重複文字列を作らないよう、特に新規作成時に過去ページの使いまわしは避けた方が良いでしょう。

人気度

他のドメインサイトの情報をまとめただけの「まとめサイト」が上位表示されているのは、独自性が低くても上位表示される例外です。

独自性の薄いコンテンツでも上位表示されているのは、さまざまな情報源から集めて編集したコンテンツがユーザーが情報を探す手間を省くという価値を提供できているため、人気が高いことが一因です。

クルエイチ

AIの進歩により、情報集め・検索のハードルやクオリティが変わってきているので、今後もまとめサイトの人気が続くかは要チェックです。

信頼性

Googleは2017年12月6日に、医学の専門知識があると公的認定された企業・団体以外は、病名や薬品などのキーワードで上位表示されないようにアルゴリズムを改変しました。

同様に、法律や金融など、人の人生を大きく左右しかねない分野に関しては、信頼性の低いコンテンツの上位表示が難しくなりました。

クルエイチ

憶測や推測ではなく、経験やデータに基づくコンテンツ作りが重要です。

コンテンツの人気度

Googleがどのようにコンテンツの人気度を測定しているかを知ることで、コンテンツの改善が期待できます。

検索結果でのクリック率

検索結果に表示された自ページの件数とクリック数から算出するクリック率を求めています。
キーワード毎に表示される検索結果ページのどのリンクがどのくらいクリックされるかというシンプルな情報です。

クルエイチ

不正防止のため、GoogleはIPアドレスを把握しています。
自分で何度もクリックしたところで、順位アップに効果はありません。

平均エンゲージメント率

Googleの特許情報1によれば、Googleの検索結果に表示される各リンクをクリックしたユーザーが、サイトを見てから検索結果に戻ってくるまでの時間を測定します。
時間が長いほど、Webページ・サイトに興味を持って満足度も高いと判断します。

クルエイチ

ユーザーの滞在時間を長くする必要があります。

分かりやすい情報を適量掲載することが最適解です。
さらに内部リンクを活用し、関連性の高い別ページに遷移させることでもユーザー滞在時間を延ばすことができます。

まとめ

  • 「タイトルタグ」「H1タグ」「メタディスクリプション」の最適化が重要
  • タイトルタグには全角30文字以内でキーワードを含めたページ概要を記載
  • H1タグにはタイトルと同じ(似た)内容を設定
  • ページ内容を客観的で忠実に説明できている紹介文をメタディスクリプションに設定
  • メニューやサイト内リンクを充実させて内部リンク構造を最適化する
  • コンテンツテーマと上位表示を目指すキーワードを一致させることが重要
  • コンテンツの文字数は少なすぎるとNG
  • 独自性・信頼性のあるコンテンツ作りが大事
  • コンテンツの人気度としてクリック率と平均エンゲージメント率を意識する

注釈・脚注など

  1. 「暗黙的なユーザーフィードバックに基づいて検索結果のランキングを変更する」というGoogleの特許
    https://patents.google.com/patent/US10229166B1/en ↩︎

使いやすさ重視で広告表示を少なくしています。
その分サイト維持費用をご支援いただけると助かりますm(__)m

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SEOではサイト内部の要素を最適化しておくことが大切です。 内部要素は、大きく技術的な要因とコンテンツ要因の2つに分かれます。

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