「SEO検定って、正直あまり意味ないんじゃないの?」
私も勉強する前、そう思っていました。
SNSやブログでは「資格より実務が大事」「AI検索が今後主流になるのでSEO自体がオワコン」といった声が多く、本当に受ける価値があるのか迷ったものです。
それでも私は独学でいきなり1級に挑戦して合格しました。
実際に受験勉強した中で、「検定を受けて良かった」と思ったこともあれば、「これは意味あるか?」と感じた点もあります。
著者:クルエイチ


【経験】
2015年よりブログ運営開始
【実績】
2025年5月:SEO検定1級認定
先に結論!
SNSでの集客がメインなら無意味です
検索からの集客を想定していれば、サイトの規模やジャンル問わず、全員に勉強価値があります。
※受験価値があるとは言ってません
受験価値

- いきなり1級を受験して良い人
-
- 既にある程度アクセス数がある
- 履歴書や実績のアピールに使いたい
- ウェブ解析士やマーケティング検定など関連資格を既に所持済み
- 4級から順に受験すべき人
-
- SEOコンサルタントなど実務担当
- プロセス重視
- これからブログを始めようとしている
- 受験は不要だけど勉強はすべき人
-
- 今後AI検索が主流になり、SEOが衰退すると考える人
- 受験も勉強も不要の人
-
- 結果さえ出せれば良い
- 検索よりSNSをメインにした集客を考えている
SEO検定は意味ない!に該当する人

SEO検定はざっくり言えば、「検索エンジンの検索結果で自サイトを上位表示する」ことに関する検定です。
つまり、検索エンジンがどうやって検索結果ページを表示するかを知って対策するための勉強をします。
検索からの集客を想定していれば、全員に勉強価値はあります。
受験価値は人による…というのが正直なところです。
SEO検定の級は取得目的が異なる

一般的な検定なら『1級を取れば下位級の内容もわかるはず』ですが、SEO検定については、級によって出題傾向が違うため、必ずしもそうとは言い切れません。
級 | メインの出題内容 |
---|---|
1級 | ・SEO関連トレンド(生成AI等) ・企業用サイト寄りの応用的なSEO |
2級 | 外部SEO ※解析ツールやSNSなどを使うSEO |
3級 | 内部SEO ※自サイトのみで対応可能なSEO |
4級 | ・SEOの基礎知識 ・Webの歴史 |
一応出題範囲は各級ともそれぞれの下位級を含みますが、下位級からの出題範囲は少なめです。
例えば、1級の出題範囲は1~4級の内容ですが、過去問ベースでは2~4級からの出題は少ない傾向があります。
飛び級受験:いきなり1級!
1級の内容は企業用のSEOが強く、個人ブロガーが役立つ知識は半分ほどです。
そのため個人ブロガーは、SEO関連トレンド(生成AI等)だけ勉強して、受験はしない方がコスパは良いでしょう。

個人ブロガーは4級を飛ばして
「2級(外部SEO)と3級(内部SEO)の苦手な方」
を受験すると良さげ。
1級は損はないけど受験メリットは薄い…
一方で1級の出題範囲は1~4級の内容なので、履歴書や実績のアピールに使いたい人は1級さえ取得できれば十分です。
4級から順に受験すべき
級によって出題傾向が違うため、企業のWeb担当者やSEOコンサルタントなど実務寄りの人は、1~4級を全て取得する方が説得力・知識が増します。
SEOは専門用語が出てくるので、これからブログを始めようかと言う初心者も、4級から順に受験する方が良いです。
受験は不要だけど勉強はすべき人


SEO検定で勉強する内容は、Web検索の基礎基本ですが、経験者でも意外と知らない細かい話もあります。
そのため受験するかどうかは別にして、Webコンテンツを作っている人はSEO検定の勉強をする価値があります。
SEO検定の内容は情報が古いという意見もありますが、SEO検定の重要な点は「過去の施策」や「いつの時代も変わらない基本」を知るところです。
最新情報を学ぶためのモノではありません。
それに一応、生成AIによりSEOがどうなるかの一意見など、書籍化時点でのSEOトレンドもしっかりテキストに書いてあります。



常に最新情報を収集するのは ”当たり前” ですね!
特に「今後AI検索が主流になり、SEOが衰退すると考える人」は受験せずに勉強だけすると良いでしょう。
と言うのも、AI検索とSEOは対象者が異なるためです。
種類 | 従来検索のユーザー | AI検索のユーザー |
---|---|---|
タイプ | 自分で選びたい人 | 選択肢を絞ってほしい人 |
情報リテラシー | 高め(比較検討できる) | 初心者〜中級者が多いが幅広め |
情報の使い方 | 自分で取捨選択・判断する | 要点だけ知って行動したい |
求める体験 | 網羅・正確・複数の視点 | 簡潔・個別最適・要約 |
検索エンジンを使った検索をするユーザーは明確な目的を持っていて、能動的に情報を探すことが多い可能性があります。
AIを過度に信頼せず、最終的には検索結果の中から自分で比較・判断しようとするイメージです。
対してAI検索ユーザーは、比較検討よりも「要点をまとめてほしい」「自分に合う答えが知りたい」という受動的ニーズが高い可能性があります。
AIは万能に見えても、情報の源は結局“人間が書いた何か”です。
つまり、質の高いコンテンツを作る人は、AI時代でも裏で価値を生み出し続ける存在になります。
情報発信を仕事にする人は、SEO検定を取らなくても従来検索に関する知識は学んでおくべきです。
まとめ
SEO検定の内容は、勉強する価値はあるのでまずは勉強してみましょう。
そこで価値を感じたら受験すれば良いし、不要なら勉強だけして終わって良いでしょう。
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