ブロガーにおススメの本『「書くこと」で理想の暮らしを手に入れる ゼロからはじめる情報発信の教科書』を電子書籍で購入しました。
読了しましたので、感想を書いてみたいと思います。
どんな本?
概要
「hitodeblog」などで有名なブロガー・ヒトデさんが著者の、”書くことと発信すること”に焦点を当てたノウハウ書です。
ブログについてのノウハウがメインですが、YouTubeやInstagramなどSNSでの応用も可能です。
私の感想を端的に言えば…
- SNSやブログなどで一般的な発信をするには有益な情報が満載!
- 経験談や具体的な行動例などが書いてあり、うわべだけの情報ではない!
- 客観視や事実が重要な発信ジャンルにはあまり参考にならない…
- 既に数万円/月を稼げている人は知っていることも多い…
この本を選んだ理由は?
私は今でこそ複数サイトを運営して、月に数千~数万円の稼ぎがあります。
しかし最初はブログ・サイトの作り方も知らなかったので、最初にいろいろな人の動画や記事を読みました。

一時的にですが、ブログ制作系のYoutubeチャンネルを20近くフォローしていました…
その中で、特にヒトデさんのYoutubeやブログを参考にしていた部分があるので、この本を選びました。
加えて、1991年生まれのヒトデさんはもともと会社員で、1993年生まれで会社員である私と年齢や境遇が近いため、親近感を覚えたという点も大きいです。
心に響いた箇所は?
これが信頼性に繋がった!
あなたはなぜブログを書くのでしょうか?
『「書くこと」で理想の暮らしを手に入れる ゼロからはじめる情報発信の教科書』P129-130
(中略)これをできるだけ突き詰めてみましょう。(中略)
場合によってはこれを繰り返すと、「あれ、もしかして俺ブログやる必要ないんじゃね?」
みたいな結論になるかもしれません。それはそれでオッケーで、その時間で違うことをすればいい。
本書の内容は多様な方に応用可能とは言え、メインターゲットはあくまでブロガーです。
そんな読者に、「ブロガー辞めろ」という選択肢を堂々と提案できるところが、信頼できるなと思えた部分でした。
啓発本でありがちな、著者の思考や体験を読者に半強制していき最終的に販促に繋げるスタイルではなく、あくまで本書の本質である「書く&発信」のメリットや進め方に基づいた結果の提案。
逆に読者の心に火をつけるためのあおり文句かもしれませんが、読者にとっての最善策を考えているのだと感じました。



下手したらここでの読了とする読者も出るのに…
これが勇気を出してくれた言葉
目標を達成したい人が知りたいのは、「結果」ではなく「過程」
例えば、次のどちらが信頼できるでしょうか。
『「書くこと」で理想の暮らしを手に入れる ゼロからはじめる情報発信の教科書』P65
・「1000万円の借金を返した!」と突然言い出した人
・「1000万円の借金を返すぞ!」と2年前からSNSやブログで発信していて、その過程がすべて残っており、現在残り200万円という人
本書には良いことがいっぱい書いてありますし、発信ノウハウが目白押しです。
しかし私が勇気を持てた一番の言葉は、発信ノウハウではなく発信過程について書いた、上記引用文でした。
上記の例では、借金完済した人より、まだ借金200万残っている人の方が確かに信頼できる…
私はYoutubeで平成レトロゲームを無言字幕実況するチャンネルを3度立ち上げています。
ゲーム実況動画はリアクションボイスが命、声出しをしないなら合成音声を付けるというのが主流です。
そんな中、あえて無言というニッチジャンルを選択しても、1度目はチャンネル登録者350人越えを達成。
しかし悪質な嫌がらせなどに耐えられずチャンネルを閉鎖。(この辺はプロフィールに書いています。)


そして数年後にリベンジのためチャンネルを再作成。
ここでもチャンネル登録者200人越えをしたのですが、いずれも過程を残していませんでした。


2025年に個人事業主の開業に際し、2個目のチャンネルの過去動画や発言でちょっと”危険もの”があったので、心機一転も兼ねてチャンネルを閉鎖。
2025年3月に、3つ目のYoutubeチャンネルとゲーム系ブログを立ち上げました。


実はここまでYoutubeやゲームブログのノウハウは少し溜まっているので、記事化しようか迷っていました。
特にニッチジャンルは登録者100人で十分一流とされているので、(ゲーム実況はジャンル自体の需要が大きいため)500人くらいまで増えたら、無言字幕実況の中で一流を名乗って記事化しようと思っていました。
しかし、ニッチジャンル事情を知らない客観的な人から見れば、たかが登録者300~500人の発信者に信頼性や需要は無いと思っていて、意味があるのか迷っていました。
今回この本を読んで、またチャンネル登録者300人超えを目標に活動し、その過程を記していくことに決めました!
「今の需要」ではなく、「いつか成功した時の信頼性」を作るための活動だと割り切って、過程記録を続けようと思います。
本全体について何を感じた?
根拠や具体例がある!
ビジネス書などでは、「こうするべきだ」という決めつけや、特に根拠のないうわべだけの記述が珍しくありません。
また、著者に都合の悪いことは書かなかったり、過度に記述が少なくなったりすることもあります。
その結果、「理想論であって現実的ではない」「それは分かったけど、具体的にどうすれば良いの?」「根拠があいまいで信用して大丈夫か?」なんて感想を持つことも多いです。
しかし本書は、ヒトデさんの経験に基づいた根拠のうえで、どうすればいいのか具体例が提示されています。
特に本書の中心である「書くこと&発信すること」について、メリット、デメリット、具体的な進め方、止まったり迷ったりしたらどうするべきか、という部分が初心者にも中級者にも刺さる無いようで書かれている点は素晴らしいものがあります。



欲を言えば失敗談がもう少し欲しかったところですが、失敗が少なかったのかもしれません…
客観視や事実が重要な発信ジャンルには向かない
本書のベースは「思考や感情を書いて整理し発信する」です。
一方で、技術系ブログや学術系ブログなど、客観視・感情抜きの事実が重要な発信ジャンルも世の中には存在します。
例えば、私は本業がSEなのでプログラミング系のブログを頻繁に読んでいます。
天下のMi●rs●ft様やA●●le様が公式に出している分かりにくい書き方より、個人ブログの端的で砕けた書き方の方が分かりやすく実用的なことも多くあります。
一方で「多分これで行ける。これで動かないとおかしい。」「○○という実装方法はクソ。絶対こっちの方が分かりやすい。」のような思考・感情が大いに乗った個人ブログに出会うこともあります。
例え根拠がしっかりしていたとしても感情が書いてあることで客観性に欠けて信用できないという例も。



実務には使えないなぁ、結局「それが本当か、これが全てか」を自分で専門的に調べなきゃ…となります。
また、私の趣味である邪馬台国研究では「せっかく良いこと書いてるのに、とにかく同論の教授を敬愛する書き方が強い九州説論者」や「都合の悪い史料は全く参照せず、それを指摘した人を片っ端からブロックしている機内説論者」などをよく見かけます。
こちらも、感情を乗せた結果信用できなくなる状態になります。
同じように、学術系ブログなど感情のない事実重視が必要なジャンルもあるわけで。



だからこそ「感情を極力入れず、矛盾があっても良いので事実をフラットに書く」というサイトを作りました。


もちろん、ネタ探しのアイデアや目標設定方法など参考にできる部分はあるので、客観視や事実が重要な発信ジャンルに全く向かないとは言いません。
ただ、本書の半分くらいしか読む意味がないかなと思うので、自分の作業が完全に詰んだと感じた時に読んでみると良いかもしれません。
最後に一言
これからSNSでインフルエンサーになりたいと思う人や、イマイチブログが伸びない初心者にとっては非常に有益な本だと思います。
また、既にブログである程度実績を作れている人でも「本当に人の役に立つ記事を書いているか?」などグサッと来るけど改善点を明確にしてくれる内容が書かれているので、中級者でも参考になります。
ただ、既に数万円/月を稼げているような人は実践済みだったり、分かってはいる(実行できてるとは言ってない)という内容が多いので、上級者が読んで試すと、かえって自分のスタイルが崩れたり混乱したりするかもしれません。
本情報
2025.03.13 発売
『「書くこと」で理想の暮らしを手に入れる ゼロからはじめる情報発信の教科書』
著者:ヒトデ
出版社:オレンジペ-ジ
コメント・ご指摘などあればこちらへ!