個人事業主ブロガーが押さえるべきSEOの基礎知識

個人事業主ブロガーが押さえるべきSEOの基礎知識について解説します。特に重要な要素は「キーワード選定」「内部リンク」「モバイルフレンドリー」の3つです!

個人事業主としてブログを運営する場合、SEOは集客の要となります。
しかし、「SEOって難しそう」と感じる方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、個人事業主ブロガーが押さえるべきSEOの基礎知識について解説します。
特に重要な要素は「キーワード選定」「内部リンク」「モバイルフレンドリー」の3つです!

目次

SEOとは?なんで重要なの?

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、検索エンジンで上位表示させるための様々な施策のことです。
ブログ記事がGoogle検索結果などで上位に表示されることで、より多くの読者を獲得できます。

例えば検索結果の表示順は、アクセス数に大きな差が出ます。
First Page Sage1が公開した2024~2025年の検索順位別クリック率データによれば、2位の記事でさえ5人に1人程度しかクリックしてくれません。

検索順位クリック率
1位39.8%
2位18.7%
3位10.2%
4位7.2%
5位5.1%
6位4.4%
7位3.0%
8位2.1%
9位1.9%
10位1.6%
【引用】https://firstpagesage.com/reports/google-click-through-rates-ctrs-by-ranking-position/

つまり、SEO対策を行って検索上位表示を維持することで、SNSでの拡散など自力営業ではなく、検索からの自然流入を増やして安定したブログ運営が可能になります。

キーワード選定の重要性

SEO対策の基本中の基本が「キーワード選定」です。
適切なキーワードを選ぶことで、ターゲットの読者に記事を見つけてもらいやすくなります。

2-1. キーワードの選び方

キーワードを選定する際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • 検索ボリューム:多く検索されているか?
  • 競争率:ライバルが多すぎないか?
  • 検索意図:ユーザーが求めている情報と一致しているか?

例えば「ブログ」というキーワードは、Google検索では検索結果件数2が表示されません。
これは該当記事が多すぎる = 競争が激しいため、上位表示は難しいと言えるでしょう。

一方「個人事業主 ブログ SEO 基礎知識」といった複合キーワードなら、Google検索では約 280,000 件3と検索結果が絞られます(それでもかなり多いですが…)。
検索結果が絞られた方が競争率が低く、上位表示を狙いやすくなります。

他サイトでは「検索ボリューム10件未満のような少なすぎる結果もダメ」と書いてあったりします。
しかし私個人としては、これは逆に狙い目だと思っています。
検索結果が少ないニッチジャンルは、読者がファン化しやすいため、アクセス数は少ないながらも安定することがあります。

クルエイチ

私が運営する別サイト「UEテク」では、UnrealEngineという比較的ニッチジャンルを扱っていて、検索からの訪問は毎日40件前後です。
一方で、リピーター(ブックマークなどURLから直接アクセス)は毎日100件ほどあります。

Googleアナリティクスのスクショは規約上掲載できないので、証明できないのがもどかしいところですが…
ファン化することで安定を図ることも可能です。

2-2. キーワードツールを活用する

適切なキーワードを見つけるために、以下のツールを活用しましょう。
各ツールの使い方は、詳しく紹介しているサイトが多数ありますので、ぜひ検索してみてください。

  • Googleキーワードプランナー(無料)
  • ラッコキーワード(無料/有料)
  • Ubersuggest(無料/有料)
  • Ahrefs(有料)

内部リンクの効果的な活用

内部リンクとは、ブログ内の別の記事へリンクを貼ることです。
例えばこんな感じ↓

ブログカード型やテキストリンク型など、内部リンクの方法はいくつかあります。

適切に内部リンクを設置することで、以下のメリットがあります。

  • サイトの回遊率が上がる(読者が他の記事も読んでくれる)
  • 検索エンジンにサイト構造を伝えられる
  • 古い記事も読まれやすくなる

3-1. 内部リンクの効果的な貼り方

内部リンクを上手に活用すれば、SEO効果を高めつつ、読者にとっても有益な記事構造を作ることができます。
しかし、むやみやたらにリンクを貼っても意味がありません。
以下にポイントをまとめました!

関連性の高い記事同士をつなげる

ゲームの記事内に「おススメ野球道具」の記事リンクを貼っても、ユーザーが興味を持たずクリックされない可能性が高い。似たような記事、関連性の高い記事を貼るべし。

自然な形で文章中に組み込む

「そんなあなたにおススメはコレ!」は宣伝感が強すぎて警戒されることも。
「私は○○というツールを使っています。」のように、文章内に自然とリンクを入れるべし。

リンクの文言は具体的にする

こちらの記事」ではなく「開業までの流れを知る」など、リンク先の内容が分かるようにする。

モバイルフレンドリーの重要性

現在、Googleの検索結果は「モバイルファーストインデックス」と呼ばれる仕組みになっており、スマートフォンでの閲覧が最適化されていないサイトは評価が下がる可能性があります。

例えば下図では、”プライバシーポリシー”という文字が縦書きと横書きにしてあります。
縦書きでは読みにくいですよね?
閲覧の最適化には、単純な表示だけでなく”読みやすさ”も関わります。

非レスポンシブ対応
非レスポンシブ対応
レスポンシブ対応
レスポンシブ対応

4-1. モバイルフレンドリーとは?

モバイルフレンドリーとは、スマホでも快適に閲覧できるように設計されたサイトのことを指します。

とはいえ、現在提供されているWebサイト作成ツールは、初めからスマホ対応済みのものがほとんどです。
HTMLなどを使って、自力で1からWebサイトを作る場合でなければ、そこまで気にする必要はないでしょう。

ただし、スマホ対応済みのツールを使っていても気を付けるべきポイントがあります!

4-2. モバイルフレンドリーにするためのポイント

PCは横長、スマホは縦長を意識する

PCのモニターは4:3や16:9など横長の場合が多いため、コンテンツは横に並べる方が見やすい傾向があります。
一方スマホは9:16など縦長の方が見やすいため、レイアウトはPCとしっかり区別する必要があります。

レスポンシブデザイン4を採用する

現在、多くのサイト作成ツールではデフォルトで採用されています。
しかし、WordPressは使用テーマに依存するなど制約がある点は注意が必要です。

文字サイズや余白を適切にする

スマホは画面自体が小さいため、文字が小さすぎると読めなくなります。
また、PCでは適切な余白でも、スマホで見ると余白がありすぎ・少なすぎに見えることもあります。

画像やボタンの配置を工夫する

画像やボタンは、スマホでも見やすい・押しやすい大きさにする必要があります。
特に並べたりする場合は、間違えて隣を押すことを防ぐために、ボタン自体の大きさに加えて余白の設定も重要になってきます。

Googleのモバイルフレンドリーテストを活用する

Googleのモバイルフレンドリーテストで、自分のブログがスマホ対応できているか確認しましょう。

まとめ

SEOの基礎知識として、「キーワード選定」「内部リンク」「モバイルフレンドリー」の3つの要素を解説しました。

  • キーワード選定:適切なキーワードを選び、検索意図を考える。
  • 内部リンク:記事同士をつなぎ、読者の回遊率を上げる。
  • モバイルフレンドリー:スマホ対応を徹底し、検索順位を維持する。

これらを意識することで、検索エンジンに評価されやすくなり、ブログのアクセス数アップにつながります。
まずはできることから取り組んでみましょう!

PS.
サイト作成ツールによっては、関連記事なんかを自動表示してくれたりする機能もあります。
ぜひこの記事の関連記事も読んでみてください!(内部リンク宣伝)

注釈・引用元など

  1. 米国全土にオフィスを構える SEO およびソート リーダーシップ マーケティング会社
    https://firstpagesage.com/ ↩︎
  2. 2025.02.01 時点 ↩︎
  3. 2025.02.01 時点 ↩︎
  4. PC・スマホ両方に対応したデザインのこと ↩︎
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